突然でもなんでもないし2021年2月の時点でニュースになってたのに国内で取り上げていなかったのが不思議なくらいです。
すべてはここからはじまっています。
1ヶ月遅れ?そんなの増産して取り戻せよと思うでしょう。
そうはならんのです
「フォース・マジュール(不可抗力条項)」宣言してバンザイすればコストかからないし契約書に書かれている以上、それを発動せざるをえません。
日本政府は個別の契約に関わる事項なので注視するにとどまっています。もう遅いです。
ナイロン66は電子部品のコネクタにも使われています、基板触る人はよくみると思うんですけど配線の先にくっついてる白いアレです、あれが6ヶ月以上入荷しません
全く見通しが立っていません、どこのメーカーも同様な製品は全滅してます。
それとは別に東南アジア系の生産工場は新型コロナでロックダウンしており、出社できない状況です。それでもほそぼそと生産しているのですがどうやっているかというと外出が禁止されているので工場に泊まり込み、一歩も出ないで少人数で動かせる機械だけ稼働させて作ってます。それが今年の7月から9月まで続きました。
今は多少緩和されたようですが7月から働けなくて給料もらえなかった人は工場やめてしまっているので、新しく人を雇って教育からやり直さなければならない状況です。
中国工場はというと
石炭をオーストラリアから輸入しない!と言ったら自国の炭鉱が大洪水でおしゃかになりました。
3日に1回しか電気が使えないとテレビニュースでみた記憶があります。
コイルも海外製造品ですが、中国の工場が焼けて生産目処が立たない状況です。
そういうわけでこれらの大混乱があと1年は続くだろうと言われています。
22年働いていますがこれほど部品が入手困難なときは、リーマンショックや東日本大震災のときすらありませんでした。
本当に絶望しています。